【オーストラリアで不妊治療⑦】二回目の体外受精!生理周期とホルモンバランスの乱れで精神崩壊

前回は、初めての採卵と新鮮胚移植、そして妊娠判定結果についてをシェアしました。

今回は、二回目の体外受精で初めての凍結胚移植に向けて行ったことについてシェアします。

目次

二回目の胚移植(凍結胚移植)

新鮮胚移植と凍結胚移植の違いとは

クリニックから何も説明されなかった(私も質問しなかった)ので、自分で調べてみました。

凍結胚移植は、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)発症のリスクを回避できる。 これは、凍結胚移植の最大のメリットです。 ②新鮮胚移植は、同じ周期に卵巣刺激ー採卵を行うため、着床の時期にエストロゲン高値が持続したり、クロミッドを使用した場合に内膜が薄くなるなど、卵巣刺激が着床に関して不利な方向に影響することがある。

凍結胚移植vs.新鮮胚移植 – 幸町IVFクリニック

一般的には日本産科婦人科学会などのデータにもあるように、新鮮胚移植の妊娠率が20%前後、凍結胚移植の妊娠率が35%前後と考えられていますが、人によっては、新鮮胚移植の方が高い妊娠率が得られる方もおります。

凍結・胚移植 | 不妊治療 京野アートクリニック高輪(東京 港区 品川)

新鮮胚移植前のコンディション

正直いうと前回9月一週目に行った新鮮胚移植による移植前、薬と採卵手術影響で私の身体が移植に向けての準備ができていないように感じました。

採卵後のお腹もパンパンに張れた状態で不安は尽きませんでした。

それでも、新鮮胚移植の場合は受精卵を凍結しないので成長は止まってくれません。

もう前に進むしかない状態でした。

採卵後、今までみたいに待つ期間なしにすぐに移植できる喜びと、薬漬けでホルモンバランスの整っていない身体の状態は不安でした。

ついに次のサイクルに突入

9月下旬の妊娠判定結果に落ち込むことはありましたが、10月中旬、待ちに待った生理がやってきました。

いよいよ次の移植周期に向けて動き出せます。

しかしこの時不安だったのは、いつもアプリで管理していた生理予定日は毎回ほぼ正確だったのですが、この時は一週間早かったのです。

一応そのことも含めてナースに連絡しましたが問題ないとのこと。

また、この時風邪が流行っていたので、予防注射を検定していることも確認しましたが問題ないとのことで予防注射を摂取することにしました。

薬の服用開始

今回はこの三つを貰ったプロトコル書通りに生理一日目から服用開始しました。

その他にも、葉酸サプリは毎日摂り続けていました。

移植前のスキャン

生理が始まってから12日目にドクターによるスキャンの予約を入れてもらっていました。

仕事を休み、いざクリニックへ向かいます。

毎回予定通りには呼ばれず、およそ一時間待ってドクターに呼ばれました。

毎回お決まりのスモールトーク、ドクターからの「調子はどう?」から問診は始まります。

この時はまだ、何も不安なことはなく、このように返事したことを今でもはっきり覚えています。

「うん、まあまあいい感じだよ。なぜか知らないけどまだ微妙に出血し続けているんだけどね。ははは」

するといつも穏やかなドクターの表情が一気に曇りました。今でも忘れません。

「悪いけど、今日はスキャンできないよ」と言われた瞬間、「は?・・・え?」と言葉に詰まり、信じられませんでした。

必死に出血し続けてはいても鮮血ではないこと。量も少ないことを説明しても、決してドクターは首を縦にふってくれませんでした。

頭の中が真っ白になりました。

先日の採卵手術前のように、自分は今日スキャンして、次の移植に進む気満々でしたから。

ショックで自然と涙が溢れてきてしまいました。

この日のために仕事を休んで、学校の課題も上手くやり抜いて、待ち時間にも耐えて、ようやく自分の番がきたと思ったら数分で終了。

悲しみに追い打ちをかけるかのように、この日数分の問診会計が$124。

そして、何も事情を知らない受付が次回の移植に向けて、今ここで$1,544.10を払えというではありませんか!

残高が気になり、パートナーと共有の銀行アカウントのアプリを開くと残高不足。

それもそのはず、上旬に移植一回目の残り$1,846.25を支払ったうえに、この月は毎年ある愛犬の健康診断と予防接種の支払い。

さらに毎週払っているホームローン$1,000。

結局自分の口座からその場で支払いましたが・・・

もうやってられん!!

悲しみと怒りと悔しさで憤り、やり場のない感情に発狂しそうでしたがどうすることもできませんでした。

しかも決め手は、私と同様に長期妊活のうえ妊娠に至った同僚のアドバイスでしばらく大好きなコーヒー(カフェイン)を絶っていたこと。

止めてから数日目で毎日頭痛がし、毎日眠気に襲われ、感情のコントローも余計に難しくなっていました。

それに拍車をかけた今回の一件。

ドクターに促され、別室にいるナースのもとにいくと、余計に涙が止まらずボロボロ泣いてしまいました。

コーヒーを絶っていたことも言うと、抱きしめてくれて「一日1~2杯なら全く問題ないからね」と以前にも言ってくれたことを思い出しました。

そして、薬を今日からやめて、また次に生理がきたら一緒に頑張っていこうということになりました。

気持ちの切り替え

帰宅中の車の中でもボロッボロに泣いて、帰宅後は速攻でコーヒーを一気に飲み干しました。

カフェイン効果ってすごいですね。一気に涙が止まりました。

しかし帰宅後もいまだに納得できず、同じく妊活しているYoutuberさんの動画を拝見しながら、改めて思いっきり悲しみに暮れました。

帰ってきたパートナーにも涙ながらに事の一連を話すと、いつもドライな彼ですが今回色々重なった件についてはさすがの彼も同情してくれました。

もうこれは、気が済むまで泣いて時間が解決してくれるのを待つしかない!と一週間はどよーんとしていましたが、コーヒーの助けもあって何とか乗り越えました。

今回の生理についての振り返り

中旬に予定より一週間早く始まった生理。

スキャン前に行った予防接種。

スキャンに向けて、絶った大好きなコーヒー。

前回の採卵・移植周期でボロボロになった身体。

仕事と学校のストレス。

結局何が原因だったのか分かりませんが、およそ一ヶ月出血し続けていました。

まとめ

  • 身体の状態によるが、一応移植は毎月できるらしい
  • 自分の身体は正直で、元気そうでも実際中はボロボロだった
  • 予定通りにいくとは限らない、全て自分の身体次第
  • 金銭面でやはりある程度の蓄えは必要
  • 運動、睡眠、食事などを心がけてもダメな時はダメ

次回は、次こそ必ず!という思いで挑む凍結胚移植ですが、またしても躓くことになります。

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この記事を書いた人

2017年オーストラリアに移住。移住後二年間はワーホリビザ、その後パートナービザに切り替え、クイーンズランドの田舎で生活中。仕事を見つけ、念願のボーダーコリーを我が家に招き、新築を建て、現在はキャリアチェンジのために奮闘中。

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