【2023年一時帰国】格安SIM15社を比較!海外で使っているスマホは日本でも使える

マッシュ

こんにちは、オーストラリアに移住して6年目のマッシュです。

海外在住者の方、一時帰国の際のインターネット環境はどうしていますか?

私の場合、数年前まではポケットWi-fiをレンタルしていました。

しかし近年ではセキュリティ面において、SMS認証での対応が求められることが多くなったため、オーストラリアで使用しているスマホに日本の電話番号が持てる格安SIMカードを購入して利用しています。

この方法は、SIMフリーと呼ばれるSIMロックが解除されたスマホでのみ利用可能です。

その方法に加え、そのほかにも以下のような方法がいくつかあります。

  1. SIMフリーのスマホを用意して格安SIMを利用する
  2. レンタルWi-fiを利用する
  3. 実家のWi-fiと街中のFree Wi-fiのみ
  4. 携帯電話をレンタルする
  5. 海外で使っているスマホとSIMカードをデータローミングして日本で利用する

以上が主な方法です。

今回は、直近二回の帰省時に利用した「SIMフリーのスマホを用意して格安SIMを利用する」方法にフォーカスして、その際に長い時間をかけて比較検討した「格安SIM会社15社を比較」しました。

ぜひ今後の一時帰国のご参考になれば幸いです。

目次

SIMカードとは?

そもそもSIM(Subscriber Identity Module Card)カードとは、携帯電話やタブレットなどのデバイスで使用される、個々のユーザーの通信情報を格納するためのカードです。

この小さいカードに携帯電話の通信機能を提供するデータが集約されていて、ユーザーの識別情報、通信事業者のネットワークへの接続情報、電話番号、通信プランの情報などが保存されています。

SIMカードをデバイスに挿入することで、ユーザーは通信事業者のネットワークにアクセスし、電話をかけたりデータ通信を行ったりすることができます。

SIMカードの役割とおすすめの理由

SIMカードは以下のような人におすすめです。

  1. 電話番号を持ちたい人
    ユーザーの電話番号が関連付けられるため、自分専用の電話番号を所有したい場合。
  2. モバイルデータ通信を利用したい人
    データ通信にも使用できるため、インターネットへのアクセスやアプリの使用、メールの送受信など、現地のモバイルデータ通信を利用したい場合。
  3. モバイルデバイスを使って仕事やプライベートを効率的に管理したい人
    仕事やプライベートの管理のため、通話やメッセージング、メール、カレンダー、クラウドサービスへのアクセスなど、様々な機能を利用したい場合。

SIMカードのメリット・デメリット

メリット

  1. 携帯性と利便性
    SIMカードは小さなチップで、スマホやタブレットに簡単に挿入することができます。ユーザーは自身のSIMカードを異なるデバイスに移動させることができ、個人の通信情報や電話番号を維持することができます。
  2. 電話番号の所有
    SIMカードには個別の電話番号が関連付けられています。SIMカードを取得することで、自分専用の電話番号を所有し、通話やメッセージングに利用することができます。
  3. 自由な選択肢
    SIMカードは通信事業者によって提供されます。利用者は自分のニーズや予算に合わせて通信事業者を選ぶことができ、通信プランやサービスを比較して最適なオプションを選択することができます。
  4. 国内外での利用
    SIMカードは国内外の通信事業者から入手することができます。海外旅行や出張、留学などで他の国で通信サービスを利用する際には、その国の通信事業者のSIMカードを使用することができます。

デメリット

  1. ロックや制限
    一部の通信事業者やデバイスメーカーは、SIMカードをロックしたり、特定のデバイスでのみ使用できるよう制限したりする場合があります。これにより、SIMカードの移動や他のデバイスでの利用が制限される可能性があります。
  2. 通信制限や速度制限
    通信事業者によっては、データ通信の制限や速度制限がある場合があります。一定のデータ量を超えると通信速度が制限されたり、特定の地域や時間帯での利用に制限がある場合があります。
  3. 非互換性
    SIMカードの形状や技術規格は様々であり、デバイスとの互換性に注意が必要です。一部の新しいデバイスは、特定のSIMカード形状や技術に対応していない場合があります。
  4. 切り替えの手間
    別の通信事業者に切り替える場合や、SIMカードを異なるデバイスに移動する場合には、一時的な通信中断や設定の変更が必要になる場合があります。これに伴う手続きや手間を考慮する必要があります。

どんなスマホにも使えるの?SIMカードのサイズ

SIMカードの互換性は、主にデバイスとSIMカードの技術規格によって決まります。

以下のような一般的なSIMカード規格があります。

  1. スタンダードSIMカード(25 mm × 15 mm)
    最も古い規格で、一部の古い携帯電話やスマートフォンで使用されますが、現在ではほとんどのデバイスでサポートされていません。
  2. マイクロSIMカード(15 mm × 12 mm)
    標準SIMカードよりも小さなサイズで、主に一部の古いスマートフォンやタブレットで使用されます。一部の古いデバイスでも使用されることがあります。
  3. ミニSIMカード(25 mm × 15 mm)
    スマートフォンや一部の古い携帯電話で広く使用されています。一時期の主流でしたが、最新のスマートフォンではサポートされていない場合があります。
  4. ナノSIMカード(12.3 mm × 8.8 mm)
    現代の主流となっている規格で、最も小さなサイズです。ほとんどの新しいスマートフォンやタブレットで使用されています。
  5. eSIM(組み込みSIM)
    物理的なカードではなく、デバイス内に組み込まれた電子的なSIMです。一部の最新のスマートフォンやタブレットがeSIMをサポートしており、通信事業者からのプロファイルをダウンロードすることで利用できます。

一般的に、スマートフォンやタブレットはこれらの規格のいずれかに対応しています。

ただし、特定のデバイスや通信事業者によっては、特定の規格やロックされたデバイスに対してのみ利用可能なSIMカードが存在することもあります。

デバイスの仕様や通信事業者の要件を確認し、互換性を事前に確認する必要があります。

SIMカードのタイプ

SIMカードは、以下のような三種類があります。

  1. ボイスSIMカード
    通話に特化したSIMカードで、通話を主に利用するユーザーに向いています。
  2. データSIMカード
    モバイルデータ通信に特化したSIMカードで、インターネットの閲覧やアプリの使用に主に利用するユーザーに向いています。
  3. ボイス&データSIMカード
    通話とデータ通信の両方を利用できるSIMカードで、通話とデータ通信の両方を利用するユーザーに向いています。

SIMカードの契約

プリペイド契約

プリペイド契約では、事前に通信料金を支払う形式なので、実際の月額料金という概念はありません。

利用者は自身のニーズに合わせて通信料金をチャージし、その残高を使い切るまで利用することができます。

通信量や通話時間に応じて料金が差し引かれ、利用者は自分の使用状況に応じた支払いを行います。

利用料金のコントロールや予算管理がしやすく、追加の料金が発生することもありません。

そのため、プリペイドタイプのSIMカードは料金の予算管理やコントロールがしやすいことがメリットです。

ポストペイド契約

ポストペイド契約では、毎月の利用料金が発生します。

通信事業者は利用者に対して、通話やデータ通信の利用量、サービスプランに応じた月額料金を請求します。

通常は月末締めとして、翌月に請求書が送られてきます。

ポストペイド契約では利用後に支払いをするため、利用料金が高額になる場合や追加の料金が発生する場合があります。

また、契約期間や解約手続きなども考慮する必要があります。

利用量が多い場合や特定のサービスプランに加入している場合にお得になることがありますが、利用料金の支払いを忘れると滞納料金が発生したり、契約期間や解約手続きの制約がある場合があります。

格安SIMの通信キャリア15選

では具体的に、通信サービスを提供している15社ご紹介します。

LINEMO(ラインモ)

LINEMO(ラインモ)
初期/契約費用0円
月額/3GB980円
月額/20GB2,728円
解約料金0円
回線ソフトバンク
日割計算契約月:あり
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GB550円
通話料22円/30秒
その他・データ容量を使い切ってもLINEアプリの通信速度が落ちない
2023年7月現在

>>LINEMO(ラインモ)の詳細を確認

楽天モバイル

楽天モバイル
初期/契約費用0円
月額/3GB1,078円
月額/20GB2,178円
解約料金0円
回線楽天(パートナー回線:au)
日割計算契約月:なし
解約月:なし
※日割可能なオプションあり
eSIMあり
データチャージ/1GB660円
通話料22円/30秒
その他・Rakuten Link アプリ利用で国内通話無料
・キャリアメール付き
・Rakuten最強プラン3,278円(3Gまで使わなければ勝手に1,078円)
・楽天ポイントが貯まる
2023年7月現在

>>楽天モバイルの詳細を確認

ahamo

ahamo
初期/契約費用0円
月額/20GB2,980円
月額/100GB4,950円
解約料金0円
回線ドコモ
日割計算契約月:あり
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GB550円
通話料22円/30秒
その他・海外データ通信20GBまで無料
・国内通話5分まで無料
2023年7月現在

>>ahamoの詳細を確認

UQモバイル

UQモバイル
初期/契約費用3,850円
月額/1~15GB990~2,178円
月額/4GB1,078円
解約料金0円
回線au
日割計算契約月:あり
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GB550円
通話料22円/30秒
その他・3つのプランから使い方に合わせて選べる
・3,278円/20GBのプランなら1回10分以内の通話料無料
2023年7月現在

>>UQモバイルの詳細を確認

mineo(マイネオ)

mineo(マイネオ)
mineo(マイネオ)
初期/契約費用3,300円
月額/5GB1,518円
月額/20GB2,178円
解約料金0円
回線ドコモ、au、ソフトバンクの中から選べる
日割計算契約月:あり
解約月:なし
eSIMあり(Softbankプラン以外)
データチャージ/100MB55円
通話料22円/30秒
その他・細かく自分好みにカスタマイズしたプランが選べる
・月額330円/200MB~のお試しプランもある
2023年7月現在

>>mineo(マイネオ)の詳細を確認する

mineo(マイネオ)

IIJmio

IIJmio
初期/契約費用3,300円
月額/5GB990円
月額/20GB2,000円
解約料金0円
回線ドコモ、auから選べる
日割計算契約月:あり
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GB220円
通話料22円/30秒
その他・ビックカメラなどの店頭でも受付可能
・データチャージが220円~
2023年7月現在

>>IIJmioの詳細を確認する

Y!mobile(ワイモバイル)

Y!mobile(ワイモバイル)
初期/契約費用3,850円
月額/5GB2,178円
月額/20GB3,278円
解約料金0円
回線ソフトバンク
日割計算契約月:なし
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GB1,100円(月額550円のお得なオプションあり)
通話料22円/30秒
その他・PayPayとの相性がいい
・二回線同時加入で二回線目以降がかなり割引される
2023年7月現在

>>Y!mobile(ワイモバイル)正規取扱店/【Yステーション】の詳細を確認

HISモバイル

HISモバイル
初期/契約費用3,300円
月額/3GB770円
月額/20GB2,190円
解約料金0円
回線ドコモ
日割計算契約月:なし
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GB200円
通話料9円/30秒
その他・月額990円/7GBプランがある
・レンタルWi-fiも安くなる
・最安290円/月~
2023年7月現在

>>HISモバイルの詳細を確認

HISモバイル

イオンモバイル

イオンモバイル
初期/契約費用3,300円
月額/3GB1,078円
月額/20GB1,958円
解約料金0円
回線ドコモ、au
日割計算契約月:あり
解約月:なし
eSIMなし
データチャージ/1GB528円
通話料11円/30秒
その他・毎月のデータ量を1GB単位で選べる
・家族プランでデータのシェアができる
2023年7月現在

>>イオンモバイルの詳細を確認

エキサイトモバイル

エキサイトモバイル
初期/契約費用3,300円
月額/3GB690円
月額/20GB2,098円
解約料金0円
回線ドコモ、au
日割計算契約月:なし
解約月:なし
eSIMなし
データチャージ/1GB220円
通話料11円/30秒
その他・無料でプランの変更が可能
・最大5枚のSIMでデータをシェア
2023年7月現在

>>エキサイトモバイルの詳細を確認

J:COM MOBILE

J:COM MOBILE
初期/契約費用3,300円
月額/5GB1,628円
月額/20GB2,728円
解約料金0円(長期契約満了前1,000円)
回線au
日割計算契約月:あり
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GB330円
通話料22円/30秒
その他・J:COMのサービスを同時契約すると割引になる
・かけ放題とデータ容量を組み合わせたパックがある
2023年7月現在

>>J:COM MOBILEの詳細を確認する

LIBMO

LIBMO
初期/契約費用3,300円
月額/3GB980円
月額/20GB1,991円
解約料金10,450円(一年以内)
回線ドコモ
日割計算契約月:あり
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GB330円
通話料22円/30秒
その他・全国のドコモショップで受付可能
・20GBプランが他社と比較すると安い
2023年7月現在

>>LIBMOの詳細を確認

トラベシ

トラベシム
初期/契約費用0円
ASIAプラン・30カ国/6GB1,980円(8日間)
GLOBAL・140カ国プラン/6GB3,980円(15日間)
解約料金0円
回線それぞれの国による
日割計算契約月:なし
解約月:なし
eSIMeSIMのみ
データチャージ/1GBできない
通話料音声通話機能なし
その他・最大世界140カ国対応
・プリペイドのため超過なし
2023年7月

>>トラベシムの詳細を確認する

Nomad SIM

Nomad SIM
初期/契約費用2,000円(初回のみ)
月額/50GB3,520円
月額/100GB4,620円
解約料金0円
回線それぞれの国による
日割計算契約月:なし
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GBできない
通話料音声通話機能なし
その他・契約期間の縛りがなく解約金ゼロ
・通信速度制限なし
・世界81カ国対応
2023年7月

>>Nomad SIMの詳細を確認する

NUROモバイル

NURO Mobile
NUROモバイル
初期/契約費用3,300 円
月額/5GB990円
月額/20GB2,699円
解約料金0円
回線ドコモ、au、ソフトバンクから選べる
日割計算契約月:なし
解約月:なし
eSIMあり
データチャージ/1GB550円
通話料11円/30秒
その他・利用開始月の月額基本料金ゼロ円
・3日間の通信速度制限がない
2023年7月

>>NUROモバイルの詳細を確認する

NURO Mobile

まとめ

個人的には価格重視なので、事務手数料がかからない三社の、LINEMO(ラインモ)、楽天モバイルahamoがおすすめです。

しかし、ご自身の滞在期間、プランの価格、通信速度の速さ、ブランドのネームバリュー、普段使っているアプリとの連動性、ポイントが貯まるなどなど結局どれを重要視するかにもよりますね。

数年前までは、SIMロックが解除できずに選択肢の幅もここまでありませんでしたが、決済方法の多様化同様にこちらで自由にSIMカード会社とその契約を選べるようになったことはとても便利に感じます。

もし単独ではなく、パートナーやスマホを持てる年齢のお子さんがいらっしゃる場合は、データをシェアできるファミリープランの方がお得になるのかもしれませんね。

みなさまの一時帰国のひと時が素敵な時間になりますように。

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この記事を書いた人

2017年オーストラリアに移住。移住後二年間はワーホリビザ、その後パートナービザに切り替え、クイーンズランドの田舎で生活中。仕事を見つけ、念願のボーダーコリーを我が家に招き、新築を建て、現在はキャリアチェンジのために奮闘中。

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